記憶について

心理学者のエビングハウスが実施した「無意味綴り」を利用した実験で、興味深い結果が出ています。全く意味を持たないランダムの英字を覚える作業が終了した直後から、どのように忘却が進むか検証しました。結果が次の通り。

◉エビングハウスの無意味綴りを利用した忘却の実験結果

 ・20分後:58%(覚えている)

 ・1時間後:44%

 ・1日後:34%

 ・31日後:21% その後はゆっくりと忘却し、人間は忘れる動物なのです。ちなみに睡眠は記憶の忘却を防ぐだけではなく、記憶の向上にも関与していることが判明しています。